便潜血陽性と言われたら 〜大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるべき理由〜
■ 便潜血陽性とは?
便潜血検査とは、便に血液が混じっていないかを調べる検査です。健康診断や特定健診などで行われ、大腸がんの早期発見を目的としています。
便潜血陽性とは、目に見えない少量の出血が便の中に含まれている状態を指し、出血の原因としては以下のようなものが考えられます。
– 大腸ポリープ
– 大腸がん
– 痔
– 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)
■ 陽性だったけど自覚症状がない…大丈夫?
「お腹も痛くないし、便も普通だから大丈夫」と思っていませんか?
実は、大腸がんやポリープの多くは、初期にはほとんど症状がありません。 便潜血検査は「サイン」を出してくれているにすぎず、原因をつきとめるためには精密検査が必要です。
■ 大腸内視鏡検査(精密検査)の意義
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、便潜血陽性の原因を正確に調べるための唯一の検査です。
検査によって以下のことが可能になります。
– 大腸ポリープの発見と切除(その場で切除できる場合があります)
– 大腸がんの早期発見・早期治療
– その他の病気(炎症・潰瘍など)の診断
とよだ内科・内視鏡クリニックでは、鎮静剤を使用し、苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っています。
院内のトイレ付き個室で下剤を服用することもでき、ゆったりリラックスして検査を受けていただけるように配慮しています。
■ 精密検査を受けず放置すると…
便潜血陽性のまま放置してしまうと、がんを見逃すリスクがあります。
実際に、大腸がん患者さんの約60〜80%が「便潜血陽性だったけれど、精密検査を受けなかった」という報告もあります。
早めの検査が大切ですね。
■ 最後に
便潜血陽性と判定された方は、症状の有無に関係なく必ず大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けることをオススメします。
検査によって安心が得られることも多く、将来の病気を防ぐきっかけにもなります。
とよだ内科・内視鏡クリニックでは、丁寧な説明と苦痛の少ない安全な検査体制を整えています。
ご不安な方は、まずはお気軽にご相談ください。
とよだ内科・内視鏡クリニック
TEL 078-862-8262